データウェアハウスが、企業のデータベース利用者が必要な情報を容易に取り出し、効果的に活用する「情報の倉庫」として話題になっている。データウェアハウスを構築するには、データベースサーバの技術革新、いわゆる超並列マシンにおける並列データベースのコンセプトが重要となる。データウェアハウスには、要約されていない生のデータが脈略なく格納されており、これらを全件検索してデータの性質やデータ同士の関連性を見つけ出し利用する。たとえば、流通企業の売上データ分析、金融機関やカード会社の顧客データ分析等にその威力を発揮する。データウェアハウスは、通常、企業の人事、財務、顧客とか在庫管理といった業務用データベースとは別に構築される(図2−3−11)。